2014/06/14

Nabali Tree Olive Oil (パレスチナ産 有機エキストラバージンオリーブオイル)

我が家で出番が一番多いオイルは、フェアトレードのパレスチナ産オリーブオイル。


子どもの頃は、オリーブオイルは臭いものだと思っていた。変な匂いがして、あんなものをパンにつけるくらいなら、何もつけないほうがましだと思っていた。フレンチやイタリアンのお店でパンと一緒にオリーブオイルがよく登場するが、オリーブオイルよりバターをちょうだいと言いたくなる、という声も身近で聞く。

お菓子作りにも
自分で買い物をするようになって、臭いのは搾油方法などに起因する劣化の証拠だということを知った。

カナンフェアトレードのNabali Tree Olive Oilは、劣化しにくい低温圧搾法で搾油している。フルーティないい香りがして、加熱すると特にふんわり香る。加熱せずに舐めてみると、口触りは滑らかでスパイシーなのど越し。値段が手ごろで、クッキーなどのお菓子づくりにも気軽に使える。

今は香川に住んでいて頻繁には行けなくなったが、東京時代、よく行っていた国分寺のフェトレードのお店で、いつものようにこのオリーブオイルを購入したら、仲良しの店員さんが、パレスチナのフェアトレード商品をよく買うと話してくれて、その理由は長引く難民問題への関心だった。60年も祖国に帰れず、難民キャンプで過ごしている人もいるのだという。

それを聞いてからというもの、パレスチナ産と聞くと、心がきゅっとなる。ささやかだけど何かできることがあるなら、と手が伸びるようになった。おいしいものを食べているだけではあるのだが。

*輸入販売元わかちあいプロジェクトの商品説明ページ:
http://wakachiai.shop-pro.jp/?pid=62268137
(生産者の男性、いい笑顔です)


【関連記事】
オルチョ・サンニータ(2012/06/23の投稿)