2014/06/23

祝島のびわ茶

山口県のハート型の島・祝島。

臨場感ある手描きのイラスト
東城百合子先生の自然療法の本「家庭でできる自然療法」でびわのすごさを知り、びわの葉茶を探していたときに自然食品店で祝島のびわ茶を見つけた。製造工程の手描きのイラストと手書きの説明が味わい深くてとても好きになった。小さな字で無農薬であることが記されていた。

びわの葉は昔から万能薬として用いられ、ガンを消す成分が含まれていることも知られている。祝島のびわ茶は、やかんで煮出すとたくさんできる。オレンジ色がきれいなお茶で、ハーブティのようにすっきりしていて、ほうじ茶のように香ばしくて飲みやすい味だ。

びわ茶をきっかけに、祝島の人々が島のすぐ近くに建設計画のある上関原発から島の暮らしを守ろうと30年以上も抗議し続けてきたことを知った。気の遠くなるような年月だ。

原発は、なにも事故を起こさなくたって放射性物質を含む排水と排気で海も空気も汚し続け(*1)、海水温を上昇させて漁場の生態系を狂わせる(*2)。島の人々は漁業と農業を中心に自然環境と調和した暮らしを営んできた。上関原発はその美しい暮らしを壊滅させる。

私も祝島の暮らしを守る一助になりたいと願い、祝島の情報を追うようになったが、福島で東電があんな大惨事を起こしたにもかかわらず、何度も強引に危うい状況に持っていかれ、そのたびにハラハラしている。映画の悪役みたいな、いかにも悪人面した二枚舌のお役人を追い返す映像に、島の人々はすごいと思った。

祝島のびわ茶を買うと、島の人々を応援することにつながると説明文に小さな字で書かれていた。おいしい健康茶を飲んで、少しでも島の人々の力になれるならうれしい。これからも祝島の無事と自分の健康を願いながら、びわの葉茶を飲み続けたい。

関東では、世田谷・三軒茶屋のカフェ・オハナ、国立のあひるの家、関東各地にあるこだわりやで買ったことがある。

祝島から直接、通信販売でも取り寄せることができる。
●祝島市場:http://www5d.biglobe.ne.jp/~jf-iwai/itiba.htm

*1参照:
ドイツ政府調査 原発周辺で小児白血病が2.2倍の発症(ウィンドファーム中村隆市さんのブログより)*2参照:
<原発の自然破壊>原発が止まり、そして海が蘇る4/12報道特集「原発の長期間停止 海の生態系に劇的変化」文字起こし(みんな楽しくHappy♡がいい♪より)