●買えるところ
・宮古島salon de hemp
・逗子Jasmin Bodyworks
喉が痛かった日に代々木公園のアースガーデンで麻炭パウダーに出会い、ブースにいた女性がマスク姿の私を見て、麻炭パウダーに水を加えたものをキッチンペーパーで包み、喉に貼る湿布を作ってくれた。外からも毒素や炎症をとってくれるようで、わりとすぐに喉が良くなった。東京ではマルシェのほか、世田谷・三軒茶屋のカフェ・オハナでも買ったことがある。
麻炭入りの蒸しケーキ |
うちでは、自家製天然酵母パンやお菓子に混ぜたり、ご飯に入れて炊いたり、里芋湿布(芋パスター)に混ぜたり。天然酵母パンは発酵が促されるのか、元気に膨らむ。ご飯に入れると冷めても柔らかくて甘味があり、家族からもときどき、「白いご飯が食べたい」ならぬ「黒いご飯が食べたい」と言われる。
問題は、ヘンプ(大麻)に対する偏見だ。私もかつてはそうだったが、麻薬の印象が強すぎて、ヘンプの話をすると危険人物だと警戒されることもある。残念ながら、麻炭でハイになることはできない。ハイになる成分は、葉と花にしか含まれず、麻炭は茎を炭にしたものだから。ヘンプは成長が速く、紙、布、プラスチック、油と用途が広く、石油に代替する植物だ。しかも成長が速く、農薬や化学肥料も必要としない。歴史に「もし」はないものだが、もし人類が石油でなくヘンプを選択していたら、温暖化も気候変動もなかったに違いない。
ヘンプについては書籍『ヘンプ読本―麻でエコ生活のススメ』に詳しく、
ヘンプ読本(赤星栄志著/築地書館) |
こちらのページもわかりやすい。
http://www.azabu-u.ac.jp/academic_exhibition/hemp/list/hemp_00002.html
麻と言うだけで拒否反応を起こしかねない人には、黒ごまやココアなどでカモフラージュするのもいいかもしれない。聞く体勢に入っていない人には、身体の毒を出すと言っても、麻の真実を話しても、通じない。だいたい、自分が食べるものに何が入っているかなんて、原料表示も見ない人がほとんどだ。そっと忍ばせて、無意識に溜めた毒を出してあげたって、バチは当たらないんじゃないか。
ヘンプの多孔質性は、孟宗竹の1.6倍、備長炭の4倍だそうだ。製造元では予約待ちだと書かれていた(2014年6月末時点)。農薬に化学肥料、化学物質入りの食べ物に、東電がばらまいた放射性物質と、毒と無縁では生きにくいこの時代、麻炭の浄化力に注目する人が静かに増えているように思う。
製造元のウェブサイトにも使用例がいろいろ載っていておもしろい。
http://life-with-hemp.com/?mode=f2