2014/06/21

白木屋傳兵衛のはりみ(柿渋染めの紙製ちりとり)

オフグリッド生活を目指していて、電化製品を手でできる道具にどんどん変えている。掃除機はほうきとちりとりになった。ちりとりは、柿渋染めのはりみが大活躍だ。

柿渋染めの紙製のちりとりで、静電気を起こさないので、集めたゴミをゴミ袋に入れるときにさっと落ちる。紙なので軽くて持ち運びも楽ちんだ。床に当たる角度もばっちりでさっとゴミが集められる。一枚一枚職人さんが手で柿渋を塗って作ってくれている。外枠は竹でできていて、壊れたら自然に還るのも心憎い。

最初はフランス製のレトロな金属製のちりとりを使っていたのだが、ほうきでホコリを掃き入れる受け口がうまく床にフィットせず、何度もホコリキャッチを試みないといけなかった。こんないいものがあるなんて知らずに何度も何度も掃き入れていた。はりみに来てもらってから一発でキャッチできるようになって本当に楽になった。

ほうきとちりとりに慣れてみると、掃除機ってなんて大変だったんだろう、と思う。音がうるさくて、おしりから出る空気でほこりは舞い散る、なかなか吸い取れなくてぐりぐりしたり、隅っこが吸えなくていろんな角度にしてみたり・・・。一番厄介だったのは掃除機内にたまったゴミの処理だった。何を吸ったかもう覚えていないから何が出てくるやら恐怖だし、ホコリ臭くてたまらなかった。今はもっといい掃除機があるのかもしれないが。



製造元白木屋傳兵衛
http://edohouki.com/