2014/06/24

祝島の寒干し大根

昨日に引き続き、祝島の特産品を紹介したい。

祝島の寒干し大根はどう料理してもおいしい。あいにく、食べ尽くしてしまい、写真はない。

切り干し大根より大きい切り方で、鍋料理やスープなど煮る料理にすると出汁をたっぷり吸い込んで、噛むほどにじゅわっと旨味が広がる。無農薬の大根を冬の寒風にあてて自然乾燥した大根で、陽の光が甘さと旨味を増している。水で戻して、青海苔などで和えたり、漬け物にしたりしてもポリポリとした食感がおいしい。

天日干しの大根の味を知るまで、切り干し大根など、干した大根は臭いものだと思っていた。機械乾燥のものは臭く、戻し汁はとても使えないが、天日干ししたものは嫌なにおいが全くなく、戻し汁は旨味が凝縮されたいい出汁になる。

天日干しの大根と椎茸の戻し汁に天日塩で味付けしただけでも、深みのあるスープになり、粉末のブイヨンやコンソメでは適わないおいしさだ。太陽の力はすごい。

寒干し大根は、関東各地にあるこだわりやで買ったことがある。祝島から直接取り寄せることも可能だ。
●祝島市場:http://www5d.biglobe.ne.jp/~jf-iwai/kanbosidaikon.htm

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