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2014/06/27

メイド・イン・アースのぬいぐるみ ぶんた

メイド・イン・アースのオーガニックコットン製品は究極に自然で心地よい。



赤ちゃんの誕生祝いにぴったりで、ぶんたは私のところから何匹か旅立っている。赤ちゃんは何でも口に入れるので、特に安心なものを使って欲しくて、行き着いたのがメイド・イン・アースのぬいぐるみ。刺激的な色が好きな人には不評だったが、自然の色の美しさがわかる人にはこの良さがわかると思う。

プレゼントを探していたときに他社ものも見てみたが、生地はオーガニックコットンでも、詰め物がポリエステルのわただったり、縫い糸が化学繊維だったり、化学染料を使っていたりで、どれも惜しかった。

メイドインアースのぬいぐるみなら、中綿も縫い糸もオーガニックコットン100%で、漂白も化学染料も一切使っていない。白、茶、緑は綿の元々の色で、期間限定で発売されていた黄色とピンクの「ぷんた」はベンガラ染め(酸化鉄で染める昔ながらの染色)だ。目を縫いつけてある黒い糸も草木染めという徹底したこだわりぶり。ぶんたは鼻を軽く叩くと鳴く。手触りもふんわり気持ちよい。

豚のぶんたには仲間たちがいろいろいて、首ながきりんの「きょりん」と、おじいちゃんなめくじの「にぎジィ」、ふぐの「ぶぐ」など、名前もほんわか力が抜けている。うさぎやクマなど、ぬいぐるみに典型的な生き物ではないのもまた、「この動物はかわいいもの」「この生き物は気持ち悪いもの」といった刷り込みにならなくていい。



*メイド・イン・アース website
http://www.made-in-earth.co.jp/

【関連記事】
メイド・イン・アースのドビー織りガーゼ・マスク(オーガニックコットン100%)(2012/6/7の投稿)

2012/06/11

天衣無縫 うさぎのハリー

そのウサギの名はハリーという。国連大学前でマルシェが開かれたときのことだ。ハリーは、台の上に乗せられ、じっと横たわり、主人が現れるのを待っていた。そこに、男と女が、男が女に怒られながら一緒に歩いてきた。男は何かをしでかして、落ち込んでいるようだ。女はハリーの横に並んでいた薄い黄緑色のスカーフを買った。そして、ハリーに目を留めた。「この子は、ハリーって言うんです」と、ハリーの生みの親が紹介した。「へー、名前まで付いてるんですね」二人は談笑を続けた。その様子を見て、ハリーは自分は安心していいのだと思った。女はうれしそうにハリーを抱き上げて家に連れ帰った。

ハリーはアパートの一室に連れられた。男に手を通されると、ハリーは話し始めた。

「おいらは、本質で勝負するウサギさん、ハリーっていうんだ。どこぞの誰かさんは、たいそう有名らしいが、おいらは驚かない。奴は、どうやら化学繊維でできているらしいが、おいらは、オーガニックコットンでできているからね。おいらも、正直に言うと、奴をうらやましく思ったこともあった。奴のもとには子どもたちがいっぱい集まってくるだろ。奴を見ただけで子どもたちは大喜びだ。でも、人それぞれ、ネズミそれぞれ、ウサギそれぞれ、一匹いっぴきに役割があるって気付いたんだ。奴のことを悪く言ってしまったかもしれないが、奴はそれでいいと思うんだ。奴は見られるために生きている。触れられることはほとんどない。だから化学繊維でも全く問題がないってわけだ。だが、おいらは触れられて喜んでもらうために生きている。だから、オーガニックコットンじゃないと都合が悪いってわけだ。奴にもいいところがある。だが、おいらにもいいところがある。ネズミそれぞれ、ウサギそれぞれ、自分のいいところを生かして誰かの役に立てればいいじゃないか。そういうわけで、長くなっちまったが、ご挨拶はこのくらいにしておくよ。よろしくな」

ハリーは一気にしゃべり過ぎたせいか、疲れてベッドの上でぐったりと横たわっている。普段はおとなしそうな顔をして黙っているが、しゃべり出すと止まらなくなることがある。どこか主人の男と似ている。











天衣無縫 うさぎのハリー ハンドパペット
http://shop.tenimuhou.jp/shopdetail/013004000003/order/


2012/06/09

ペルーから来た鳥の水笛

この水笛に出会ったのは、環境展示会エコプロダクツ2011でのことだ。ペルー人の男性が、大小、形、模様、様々な鳥の水笛を並べていた。僕は水笛の音色をきいたことがなかった。どんな音が鳴るのだろうと思っていると、男性はそのうちの一つを手に取って、元気よく吹いた。想像していたよりも大きく鳴り響き、くっきりとした音色だが、耳にやさしかった。吹き終わった男性は目を大きく開いて、口には出さなかったが、ね、いい音でしょ、と言うかのようにニコニコしていた。一緒にいた連れ合いと相談し、ひとつ買うことにした。手頃なサイズのものを選び、模様はこれがいいと同じのを気に入った。

後日、近所の公園へ散歩に行くときに連れていった。水を入れて吹くいてみると、近くの鳥が返事をした。もう一度吹くと、少し間を置いて、また返事が聞こえた。なんだかうれしくなってきた。しかし、何度も繰り返していると、そのうち返事が聞こえなくなった。ほんものの鳥でないことに気付いたのかもしれない。だましているようで、だんだん申し訳なくなってきてやめにした。

その後、この鳥は一度も外に出ることなく、僕の机の上にいて、ヘタな絵のモデルになっている。もう何十回もかかれている。太り過ぎたり、やせすぎたり、最初は全然似なかった。輪郭を少しずつとらえられるようになってくると、だんだん丸みも出せるようになってきたが、まだ鳥に満足してもらえるほどにはかけない。練習して少しずつかけるようになればなるほど、まだかけていない美しさがこの鳥にたくさん残されていることがわかる。いつか満足してもらえるくらいにかきたいと思っている。

http://www.andesarte.com/SHOP/lfh005-G.html