2014/07/24

ポナペペッパー

グアムの南東にあるポナペ島で農薬と化学肥料を用いずに栽培されているポナペペッパー。加工時にも添加物は一切使用していない。

白胡椒のホールタイプ


未成熟の実を摘んでじっくり乾燥させたぴりっと辛い「黒胡椒」と、熟した実を水に晒してから外皮を剥いで乾燥させた穏やかな辛さの「白胡椒」がある。まだ黒胡椒しか使ったことはないが、さわやかなピザにスープに欠かせない。香りがさわやかで、ミネストローネやラタトゥイユなどのトマトベースの料理にも、岩塩のスープなどにも、ぱらっと入れると華やかな香りが広がって、ぐっと美味しくなる。

ポナペペッパーに出会うまで、自分にとって胡椒は別になくてもいい調味料だったのだが、ポナペペッパーは入れるとぐっと風味が豊かになり、今や欠かせない調味料になっている。ポナペのおかげで胡椒のイメージが変わり、こだわって作られた胡椒を見つけると試してみたくなる。

香りが良いのは、ポナペ島が胡椒の栽培に適しているため。湿度が高いので、香りの成分が揮発せずに実の中に封じ込められているのだそう。胡椒は普通、年に一度しか収穫できないものだが、ポナペ島の場合は一年中収穫でき、いつでも新鮮な胡椒を出荷できるのも風味が良い理由らしい。