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6月、7月と毎日更新してこれましたが、8月以降は少しペースを落として、3日に一度の更新とさせていただきたいと思います。次回の更新は8月3日になる予定です。
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無農薬や有機・自然栽培、フェアトレード、オーガニックコットン、天然素材、化学物質無添加の化粧品・生活雑貨、心のこもった手作りのもの・工芸品など、人と環境を思って作られた「ほんもの」を紹介するブログ。
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2014/07/31
木になる紙
「気になりますか? 木になる紙。よかったらサンプルお持ちください」
国際展示場で開かれた“エコ”製品の展示会で、熱いおじさんにパンフレットを差し出された。水に溶かれた灰色と白のパルプを示しながら、どちらかが間伐材から作ったパルプで、もう一方が古紙パルプで、混ぜるとこんな色の紙になる、と説明されたような記憶がある。
その展示会には、もちろんほんものの製品もたくさんあったが、環境破壊や戦争に加担している企業も参加していて、“エコ”とは名ばかりの製品もたくさんあったので用心深くなっていて、そのときは内心(オヤジギャグかよ)と冷たくあしらってしまった。エコペーパーなんて言ったってまがいものもたくさんある。
あとになってその「木になる紙」のことを思い出し、よく調べてみたら、森の木をつくる紙という意味で「木になる紙」と名付けられているのだとわかった。古紙70%に日本国内の間伐材から作ったパルプが30%で作られていて、間伐の作業をしてくれる人にきちんとお金が入る仕組みになっていた。
最近、自宅で使う印刷用紙を探していたら、展示会で聞いたときは九州産という広い範囲のものしかなかったが、もっと範囲が狭く、顔の見えやすい関係でできていそうな、びわ湖の森の木になる紙というのができていた。運営しているのは、びわ湖の森を守る活動をしているkikitoという滋賀県の協議会だ。紙をよく見ると、古紙が混ざってできた微小な点のようなものが見えるが、漂白をしまくって水を汚すような作られ方をするエコペーパーもどきよりずっといいと思った。

放置された森は荒廃していく一方だが、間伐などの手入れをすれば森は生き返る。生き返った本来の森は、人間に燃料や原料としての木材を提供してくれるだけでなく、保水力を保って土砂崩れなどの災害も防止し、おいしい水を涵養し、動植物のすみかとなって憩いの場を提供すらしてくれる。間伐材を有効活用し、手入れをしてくれる人々にも生活の保障ができるようになれば、継続して森の手入れができ、森を守っていくことができる。
熱帯雨林を破壊して、原住民を暴力的に追い出して、作られているコピー用紙も多い(コチラをご参照)。森を破壊する紙と、森を作る紙がある今、私は森を作る紙を選びたい。
その展示会には、もちろんほんものの製品もたくさんあったが、環境破壊や戦争に加担している企業も参加していて、“エコ”とは名ばかりの製品もたくさんあったので用心深くなっていて、そのときは内心(オヤジギャグかよ)と冷たくあしらってしまった。エコペーパーなんて言ったってまがいものもたくさんある。
あとになってその「木になる紙」のことを思い出し、よく調べてみたら、森の木をつくる紙という意味で「木になる紙」と名付けられているのだとわかった。古紙70%に日本国内の間伐材から作ったパルプが30%で作られていて、間伐の作業をしてくれる人にきちんとお金が入る仕組みになっていた。
最近、自宅で使う印刷用紙を探していたら、展示会で聞いたときは九州産という広い範囲のものしかなかったが、もっと範囲が狭く、顔の見えやすい関係でできていそうな、びわ湖の森の木になる紙というのができていた。運営しているのは、びわ湖の森を守る活動をしているkikitoという滋賀県の協議会だ。紙をよく見ると、古紙が混ざってできた微小な点のようなものが見えるが、漂白をしまくって水を汚すような作られ方をするエコペーパーもどきよりずっといいと思った。
放置された森は荒廃していく一方だが、間伐などの手入れをすれば森は生き返る。生き返った本来の森は、人間に燃料や原料としての木材を提供してくれるだけでなく、保水力を保って土砂崩れなどの災害も防止し、おいしい水を涵養し、動植物のすみかとなって憩いの場を提供すらしてくれる。間伐材を有効活用し、手入れをしてくれる人々にも生活の保障ができるようになれば、継続して森の手入れができ、森を守っていくことができる。
熱帯雨林を破壊して、原住民を暴力的に追い出して、作られているコピー用紙も多い(コチラをご参照)。森を破壊する紙と、森を作る紙がある今、私は森を作る紙を選びたい。
2014/07/30
波花堂の御塩
御塩(おしお)と書いて「ごえん」(御縁)と読ませるなんてニクい。
小豆島に料理に行ったときに、泊めてもらった有機農家さんが営むペンションで、おかみさんが教えてくれた御塩。小豆島に移住してきた若い方が苦労もされながら復活させた地元産のお塩で、平釜で煮詰めて手作りしているものだそうだ。甘みがあっておいしい御塩で、御縁があって巡り会えて良かった。
香川は讃岐三白と言って、綿、和三盆、塩が昔からの特産品だったという。和三盆は今もあるが、塩も復活しつつあることを喜んでいる人も多い。おいしい自慢のご当地塩を守るために、きれいな海を保ちたいと思う人が増えてくれたらいいなぁと思う。
●「地元商店」の商品紹介ページ(インタビュー付き)
http://shop.jimo.co.jp/products/detail.php?product_id=83
小豆島に料理に行ったときに、泊めてもらった有機農家さんが営むペンションで、おかみさんが教えてくれた御塩。小豆島に移住してきた若い方が苦労もされながら復活させた地元産のお塩で、平釜で煮詰めて手作りしているものだそうだ。甘みがあっておいしい御塩で、御縁があって巡り会えて良かった。
香川は讃岐三白と言って、綿、和三盆、塩が昔からの特産品だったという。和三盆は今もあるが、塩も復活しつつあることを喜んでいる人も多い。おいしい自慢のご当地塩を守るために、きれいな海を保ちたいと思う人が増えてくれたらいいなぁと思う。
●「地元商店」の商品紹介ページ(インタビュー付き)
http://shop.jimo.co.jp/products/detail.php?product_id=83
2014/07/29
金沢大地のオーガニック大豆珈琲
石川県で有機栽培された大豆を焙煎して粉末にした珈琲風飲料。
濃いめにお湯で溶いてから豆乳を入れると、結構だまされる。珈琲をソイラテにしたと言われても私ならわからないかもしれない。お菓子に混ぜると、少量だときなこ、多めだと珈琲に似た風味になる。蒸しケーキに混ぜるのが気に入っている。国産大豆というだけでも貴重だが、有機栽培となるともっと稀有な存在。「国産有機大豆使用」と書かれたお豆腐なども生産地がわからないものが多い中で、生産者が自ら加工しているものなんて、金沢大地さん以外では見たことがない。
石川県の有機農家さんたちが運営する農産工房の金沢大地。砂糖ではなくて、有機栽培の米や芋を使った飴で甘みをつけたジャムもかわいくておいしい。金沢市の近江市場に直営店たなつやがあり、一度旅行で行ったが、どれもおいしそうでお土産選びはかなり悩ましかった。
*金沢大地 商品紹介ページ
http://www.k-daichi.com/products-soybean-coffee.html
濃いめにお湯で溶いてから豆乳を入れると、結構だまされる。珈琲をソイラテにしたと言われても私ならわからないかもしれない。お菓子に混ぜると、少量だときなこ、多めだと珈琲に似た風味になる。蒸しケーキに混ぜるのが気に入っている。国産大豆というだけでも貴重だが、有機栽培となるともっと稀有な存在。「国産有機大豆使用」と書かれたお豆腐なども生産地がわからないものが多い中で、生産者が自ら加工しているものなんて、金沢大地さん以外では見たことがない。
石川県の有機農家さんたちが運営する農産工房の金沢大地。砂糖ではなくて、有機栽培の米や芋を使った飴で甘みをつけたジャムもかわいくておいしい。金沢市の近江市場に直営店たなつやがあり、一度旅行で行ったが、どれもおいしそうでお土産選びはかなり悩ましかった。
*金沢大地 商品紹介ページ
http://www.k-daichi.com/products-soybean-coffee.html
2014/07/28
ゾネントアの月のお茶
ゾネントアのお茶を初めて知ったのは、月のお茶のシリーズがきっかけだった。
月の満ち欠けが潮の満ち引きや樹木の水分量、植物の成長に関係していることを知った頃で、人間も自然の一部だからきっと影響を受けているんだろうと思い、月のリズムに合わせた何かを暮らしに取り入れてみたいと思っていた。ちょうどその頃に目に留まったのが月のお茶だった。
(左から右へ、新月のお茶、上弦のお茶、満月のお茶、下弦のお茶)
新月、上弦、満月、下弦の4種がある。忘れっぽくて、継続して飲めていないため、効果のほどはまだよくわからない。でも、どれもおいしくて、月の動きを意識するきっかけになっているのは、暮らしにちょっとした楽しみを与えてくれている。4種が5袋ずつ入ったタイプもあり、まずはこちらから試してみるのもいいかもしれない。
三軒茶屋のカフェオハナでも月の動きに合わせて、ドリンクメニューとして出されていた記憶がある。
4種が入ったアソートタイプ |
月の満ち欠けが潮の満ち引きや樹木の水分量、植物の成長に関係していることを知った頃で、人間も自然の一部だからきっと影響を受けているんだろうと思い、月のリズムに合わせた何かを暮らしに取り入れてみたいと思っていた。ちょうどその頃に目に留まったのが月のお茶だった。
(左から右へ、新月のお茶、上弦のお茶、満月のお茶、下弦のお茶)
新月、上弦、満月、下弦の4種がある。忘れっぽくて、継続して飲めていないため、効果のほどはまだよくわからない。でも、どれもおいしくて、月の動きを意識するきっかけになっているのは、暮らしにちょっとした楽しみを与えてくれている。4種が5袋ずつ入ったタイプもあり、まずはこちらから試してみるのもいいかもしれない。
三軒茶屋のカフェオハナでも月の動きに合わせて、ドリンクメニューとして出されていた記憶がある。
2014/07/27
ゾネントアの有機ハーブティ イッツオールグッドフロッグ
有機ハーブをブレンドしたゾネントアのハーブティシリーズ。ネーミングもパッケージもかわいくていろいろ試している。
なかでもよく飲んでいるのは、イッツオールグッドフロッグ。鼻と喉が弱いので、花粉症の時期は特によく飲む。うちでの通称は「のどにカエルまきつくやつ」。イラストで記憶していてこう呼ばれるようになった。ハッピーそうな笑顔のカエルが喉を良くする魔法をかけてくれるような気がする。実際にはのどのイガイガのことがカエルで表現されているらしいのだが。

オーストリアの伝統的なレシピをもとにブレンドされていて、イッツオールグッドフロッグにはリンデンフラワー、エルダーフラワー、ローズヒップ、オオバコ、マロウが入っている(すべて有機栽培)。オオバコは日本でも昔から喉や咳の薬に使われていて、遠く離れたオーストリアでも喉のお茶に使われているというのは興味深い。
*輸入販売元おもちゃ箱 商品紹介ページ
http://www.kobitonomori.jp/products/detail.php?product_id=322
なかでもよく飲んでいるのは、イッツオールグッドフロッグ。鼻と喉が弱いので、花粉症の時期は特によく飲む。うちでの通称は「のどにカエルまきつくやつ」。イラストで記憶していてこう呼ばれるようになった。ハッピーそうな笑顔のカエルが喉を良くする魔法をかけてくれるような気がする。実際にはのどのイガイガのことがカエルで表現されているらしいのだが。
オーストリアの伝統的なレシピをもとにブレンドされていて、イッツオールグッドフロッグにはリンデンフラワー、エルダーフラワー、ローズヒップ、オオバコ、マロウが入っている(すべて有機栽培)。オオバコは日本でも昔から喉や咳の薬に使われていて、遠く離れたオーストリアでも喉のお茶に使われているというのは興味深い。
*輸入販売元おもちゃ箱 商品紹介ページ
http://www.kobitonomori.jp/products/detail.php?product_id=322
2014/07/26
ひしわの農薬を使わずに育てた紅茶
ケニアの山麓で丁寧に育てられた無農薬の紅茶。
パッケージの「自然はおいしい」という言葉通り、土を大切に、手摘みで丁寧に作られたおいしい紅茶だ。
お湯を注いだ後、うっかり放置してしまうのは私くらいかもしれないが、濃いめの紅茶で、お湯に浸ける時間が長いとガツンとくる味になってしまう。短時間でも味が出るので水出しにはぴったり。水出しにしたひしわの紅茶はきれいなオレンジ色が涼しげで、渋みがなくすっきりながら深い味わいだ。
一つ残念なのは、ティーバッグと紐を止めるのにホチキスが使われていて、コンポストにそのまま放り込むことができないこと。ホチキスの針は土に還らない。袋も化学繊維かどうかわからないので、庭のハーブのまわりに茶葉だけばらまいている(→8/2追記:袋はコットンリンターという綿でできた素材で土に還るそう)。最近は天然素材の袋を糸だけで止めてあるものも増えていてありがたい。
*ひしわ website http://www.hishiwa.co.jp/tea/tea.htm
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ひしわ 農薬を使わずに育てた紅茶 |
パッケージの「自然はおいしい」という言葉通り、土を大切に、手摘みで丁寧に作られたおいしい紅茶だ。
お湯を注いだ後、うっかり放置してしまうのは私くらいかもしれないが、濃いめの紅茶で、お湯に浸ける時間が長いとガツンとくる味になってしまう。短時間でも味が出るので水出しにはぴったり。水出しにしたひしわの紅茶はきれいなオレンジ色が涼しげで、渋みがなくすっきりながら深い味わいだ。
一つ残念なのは、ティーバッグと紐を止めるのにホチキスが使われていて、コンポストにそのまま放り込むことができないこと。ホチキスの針は土に還らない。
*ひしわ website http://www.hishiwa.co.jp/tea/tea.htm
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